もう一枚、ワシのお気に入りのアルバム、『El nin~o, el hombre, el son~ador, el loco』(1985年)。これはCD化も全くされてないし、ベスト盤にも一曲も入ってない。もしかしたら、発売時に一回だけプレスされただけではないのかと思ってるんだけど、本当のところはどうだろう?本人が封印してしまったのだろうか?ボレーロとプエルトリコの土着リズム、ボンバとプレーナだけで構成され、サルサはナシ。どういう経緯で作られたのかはわからないけど、初めて聞いた時(入荷前に知人にもらったテープだった)あまりの壮大さに鳥肌立った覚えがある。フルオーケストラでストリングスが美しい反面、か~~~~なり荒削りな上、力任せに歌い上げるラロ。未だに聞くたびに胸が締め付けられ、世界に入ってしまうと涙がボロボロ出てくる。これがもし計算され尽くしたアルバムだったら、ここまで思い込めないかもしれない。
その後、1989年に『Hecho a la Media』、1991年に『Aqui estoy yo』がMPレーベルから出てるけど、これらは当時のサルサロマンティカの流れそのまんまの音になってます。
そして2004年『Mi Bandera』をリリース。手に入った時は嬉しくって飛び上がっちゃったよ~~。ちっと髪の毛が寂しくなってます。"El galan de la salsa"のキャッチフレーズもなくなりました(爆)とりあえず一曲目の『Mi Bandera』を聴いたら、なかなかカッコいい。また硬派に戻ったかな?と思ったけど、なんか曲毎に少しずつロマンティカ路線に戻っていきます。聴いていくうちに「なんか聴いた事ある曲だな~~」と思ったら、『Hecho a la Media』と『Aqui estoy yo』から一曲づつ、再録でなく、昔のまんまで収録。出血大サービス(笑)
さてここまで書いておいて聴く機会あるかというと、アナログ盤のみで恐らくCD化はしてないと思うし、今後もかなり困難だと思う。中古屋でアナログ盤でもなんでも見掛けたら、是非手に入れて聴いてみてくださいな~~。
]]>30 an~os aniversario Raphy Leavitt y su oruqueata"La Selecta" http://boricua.exblog.jp/2317430/2005-03-21T09:19:54+09:002005-07-13T08:24:49+09:002005-03-21T09:19:03+09:00boricuaRaphy LeavittRaphy Leavittの2枚組の音楽活動30周年記念ライブアルバム。『貧しいプエルトリコの心』を歌い続けてた彼らだけど、今では経済的にも豊かになり、靴が買えない子も見かけなくなり、若い世代には忘れられた感があるようだけど、どっこい彼らはまだまだ頑張っています。
数々の音楽を聴いていると、そのアルバム全体より、この一曲、いやこの1節だけでも聴く価値あり、出会って良かった、という事が度々ある。正直言ってこの2枚組CDの内容は長い。かなり長い。でも一番最初の曲、『Somos el son』でビブラードバリバリ一度聴いたら忘れられない声の持ち主ボーカルのSammy Marreroがヒバロ調に変わり"si con mi son arrancamos~"と高らかに歌った瞬間、ぶわっと鳥肌が立った。たったこれだけで「このアルバム買って良かった~」と思わせるほどカッコイイ。そのまま最後までグイグイ引き込まれます。そのSammy Marreroは見た目は正直言ってチョビンです。そうハゲチョビン。それでもホントカッコイイ。
アルバムの話に戻るとして、実はワシはライブアルバムが苦手なんだけど、シャキシャキと絞まった演奏は爽快だし、これはその苦手を吹き飛ばしてしまうほど気持ちいいです。まあ欲を言えば、映像で見たかった~~。CDに載ってる名曲『Payaso(ピエロ)』の曲に合わせてピエロに扮したSammy Marreroの写真だけなんてさみしいよ~。 ]]>Our Latin Thinghttp://boricua.exblog.jp/2313493/2005-03-20T21:22:14+09:002005-07-13T08:25:14+09:002005-03-20T21:21:23+09:00boricuaDVDあまりにも有名な、あまりにも有名過ぎるラテン映画、1972年ニューヨーク、チーターでのライブを中心としたドキュメントだ。最近いろいろなソースがDVDになって再販なっているんだけど、去年スペインの会社で再販したらしく、今回注文して2ヶ月待って、やっと届いた。20年とはいかなくても、17~8年振りに観るんじゃないかな?
当時は80年代真っ最中。今ですらファッションも70年代復活してるけど、当時は古臭くて、そっち方面は正視するのが恥かしかったけど、はやり当時の熱気は凄いもので、それがダイレクトに伝わってくる内容となってます。あくまでもワシの記憶なんで、一切参考にしてもらいたくないけど、翌年1973年のヤンキーススタジアムでのFania all starsのライブをピークに失速し、80年に入ってニューヨークのサルサはほとんど休眠状態。数々のラテンクラブが閉鎖。その代りプエルトリコでのサルサは全盛期となり、80年代に数々の傑作アルバムが作られる。そんなニューヨークも80年代後半に、ニュージャージー辺りから息を吹き返してきて、現在に至る、ってトコかな?
この映画ではたくさんの人に語られてると思うので、思いっきり私的感想でも。
とにかく『みんな若い~~~~~~~~!!』
そりゃ~そうだよ、30年以上経ってるんだから。Ismael Mirandaなんかもしかしたら10代だったんじゃないかな?Bobby Valentinなんか先日DVDみてじいさんになったな~と思ったばかりなのに、ここではピチピチしてるじゃない。改めて若さを確認してると同時に、みんなの名前クレジットが出る前にわかってしまうワシも衰えてなかったぞ(笑)一方で亡くなったサルセーロ達のありし時代の姿も見れる。Hector Lavoeも亡くなってから10年以上経ったんだなあ~~・・、Pete "El Conde" RodriguezもSantos Colonもまだまだ元気だったんだな~とか。
一部の人の活動状況は不明だけど、ほとんどのサルセーロ達はまだまだ現役で頑張ってます。Willie Colonはもちろん、Roberto Roena, Bobby Valentin, Ismael Miranda, Cheo Feliciano, Adarberto Santiago・・・・辺りはゆっくりでもコンスタントにアルバム出してるし、この映画には大きく取り上げてないけど、Richy Rey & Bobby Cruzも頑張ってるしなあ~。
ちなみにこのDVDの監修はサルサのトップボーカリストGilberto Santa Rosaによるもの。もしかしてGilbertoもTitoの大ファンなのかな?Tito Rodrizuezファンなら泣ける一枚であります。噂によるとvol1もあるらしいけど、手掛かりは掴めず(泣)いずれ手に入れたい。]]>Va Por Ti Frankie http://boricua.exblog.jp/1174628/2004-11-26T19:03:10+09:002005-07-13T08:25:37+09:002004-11-26T19:01:27+09:00boricuaDVDこれも今は亡きFrankie関係のDVD。2003年の10月にスペインのグラン・カナリアで行われた、フランキーの残した名曲を色々なサルサ歌手が歌ってるコンサートを収録したDVDです。
第一曲目はまだまだ元気なAdalberto Santiago 次はマイアミ中心の活動で人気者のHansel y RaulのHansel、それからTito Allenと続き、舞台でトランペットをどう見ても吹いてない、何してるかわからないすっかり頭が白くなって老け込んだTommy Olvenciaと全然変わってないPaquito Guzman。なんか最近Salsa買うたびに出てくるLuicito Carrion。見掛けも全然変わってない上、相変わらず朗々と歌うRoberto Torres。そしてmi idolo(私のアイドル) Luis Enrique。すっかりオヤジ入っちゃって・・・(笑)
その後出てくるベネズエラの若手歌手、Servando y Florentio 経歴は全然知りません。でも会場からは物凄い黄色い声が・・・(汗)往年のEddie Santiagoを思わせる。彼も黄色い声凄かったからねぇ~~。なんか若すぎてつーか、片方見た目はキムタク風(?)で苦手だけど、伸び伸びと歌ってます。とってもいいです。モントゥーノの部分も自由に歌ってて、清々しいっすね~~。
まあこうやって老けた~、なんだ~~と、見た目難癖付けながらも健在振りを発揮してるサルセーロ達にホッとしてるワシであった。
もう誰もFrankie Ruizの様に若くして亡くなって欲しくない。]]>Vuelvo a la carcel Bobby Valentinhttp://boricua.exblog.jp/1174591/2004-11-26T18:58:19+09:002005-07-13T08:27:09+09:002004-11-26T18:56:36+09:00boricuaDVD音楽活動35年を歌った、Bobby Valentinの刑務所ライブ(笑) 刑務所ライブといえば、先日亡くなった、ここにも参加してるMarvin Santiagoの事を思い出すんだけど、何はともあれ、イントロは手錠をはめられた囚人服のBobbyが登場します。
ライブの方は最初は専属の若手(?)の歌手から始まり、往年の代表曲を演奏。それからゲストへと・・・・。Luigi Taxidor、今年10月に亡くなったMarvin Santiago このライブでは元気そうに歌ってるのが涙をそそる。あ~~~、全然変わってないCheo Feliciano ワシ、彼のボレーロが大好きなんだけど、ここワシの好きなボレロナンバー歌ってます。
そしてWichy Camacho・・・、ええええええええ~~~~~、うっそーーーーーーーーーー?????余りにも外見の変貌に納得しない状態(; ̄ー ̄)A サルサエロティカ時代にLa Romanceというオルケスタで出してるんだけど、その当時と言ったら、ライオネル・リッチーみたいな頭して、ヒゲはやして、CDジャケは上半身裸で、いかにもスケベそうだったのに、ここではCSIのGrissomみたいになってます(汗)いや、Grissom好きだから、こっちの方がいいけど(笑)それにしてもWichyで突っ込み入れるのワシぐらいだろうな~。(笑) 『Cantare con una oruquesta』、この曲を現在進行形で聞いてたワシは、当時「Bobbyの最新アルバムの一曲目がメチャカッコイイ!!」で話題になった事懐かしく思い出します。ああ、今聴いてもカッコイイ曲だぁ~~。
その次はEl Gran Comboのボーカリスト、Charlie Aponte あ~やっぱ好き(笑)途中でゲストやメンバーのボーカルも一緒になって歌うんだけど、たった1節だけ歌った頭の白いおじちゃん、ああああ、あれはJerryじゃないかぁ~~!そうGran Comboのボーカル3人のうちのもう一人。思わずPapoまで探したりして、居ないって~~~(笑)それより気になったのは、CharlieとRuben Bladesが並ぶと、Rubenの頭、異様にデカイ・・・( ̄ー ̄; 2倍はあるんじゃないか???
そういやcoroでPichieが出てたのがメチャ嬉しいっすね~~♪健在!Pichiはここにありって感じで。それとこのDVDでもcoroで、Luisito Carrion 出てます。このblogで露出度多すぎ(笑)]]>Evolucion Luis Enriquehttp://boricua.exblog.jp/1154537/2004-11-25T08:43:07+09:002005-07-13T08:27:40+09:002004-11-25T08:41:24+09:00boricuaLuis Enriqueうわぁ~~~、これめっちゃくちゃいいっすよ。サルサの初心者にも、サルサ長年聴いてる人も聴いてほしい。まあダンスだけの人は・・・、わからん。きっと踊りづらいだろう。音楽としてのサルサとして、本当に完成度高いです。Luis Enriqueのアルバムの中では、一番いいと思う(独断)めっちゃ好きっす。ポップスもあり、ラップもあり、バラードもあるけど、彼の根っ子は図太いサルサ。アルバムとして、トータルで素晴らしい出来になってます。最初から最後まで隙がないです。
80年代に彗星のように現れたLuis Enrique。甘いルックスとは裏腹に、聞き手を意識した曲作り、ポップスをやってもニカラグア出身の彼から滲み出る物はラテンの血が溢れ、ワシは出た当初(orq. la palabra/sensacion'85で一曲のみ収録)から、大好きだった。ライブを見ても、踊れないソロ歌手の多い中、ダンスもバッチリ、歌もバッチリ、背も高いし(サルセーロの大半はワシより背が低い)、コンガなんか叩かせたら、専属のコンガ叩きより上手かったりして。パフォーマンスも素晴らしいLuis Enrique、機会があったら是非ライブを見て欲しい歌手の一人です。ワシなんか一時期本気でLuis Enriqueと結婚したい!!(爆)って思ってた時期あったもんな(遠い目)
そんな彼も低迷してたらしく、いまいちレーベルと意見が合わなかったと噂があったんだけど、Weaから出た一枚目のこのアルバム、ジャケットを見てもわかります、呪縛から開放されたのかな?と安易に想像が出来る写真。この人本当に根っから音楽が好きなんだろうな~~・・・(しみじみ)]]>20 Aniversario Don Perignon presenta a la Orquesta Puertorriquenahttp://boricua.exblog.jp/1154496/2004-11-25T08:32:04+09:002005-07-13T08:28:05+09:002004-11-25T08:30:21+09:00boricuaDon Perignon
日本に帰省した際、20年近くつきあいのある同じサルサ馬鹿友人に、「最近ナニ聞いてるの?」のワシの問いに答えたのがDon Perignon。え?Don Perignonの新譜が出たの?もしかして10数年振り!?しかし探したけど見つからず、オランダへ帰国。ちっと忘れかけた頃、あるWEBサイトでDon PerignonのCD発見!な~~んだ、orquesta Puertorriquen~aの方で出てたのね。という事で早速注文して取り寄せました。
Don Perignonは解説によると1959年生まれのティンバレス奏者。かつてはGilberto Santa Rosa,Mario Ortiz Jr.ともプレイしてたそう。本格的な活動はLolo RodriguezのOrquestaかららしいけど、当時のと思われる"Simpremente...Lalo"、"Nuevamente...Lalo"のジャケット裏を見ても、演奏者の明記が無く、はたしてこの(傑作の一つと思われる)アルバムの参加は不明です。その後、Andy Montan~zの元で活動。その当時、2度ほど会って、ライブ会場から宿泊先のホテルにまで送ってくれた経験もあり、その人柄といい個人的に応援したい要素タップリな訳もあったりして。それから一枚ソロを出し、1990年にAndy Montan~ezを中心としたプエルトリコの中堅歌手を集めたorquesta Puertorriquen~aを発表。残念ながらその後の活動状況は、ワシの生活が変わった為に追えず、先に書いたとおリ、2004年の日本帰国の際に、彼の新譜のリリースを知りました。
さて、内容ですが、と~~~ってもオーソドックス、今のサルサではないと言われてしまえばそれまでだけど、最近のサルサに良く挿入されているガチャガチャしたリズムに嫌気が差していたワシにとっては、スムーズに入ってくる、バリトンサックスの利いた、厚みのある音作り、いかにもプエルトリコ!!のサウンドになっています。個性的な声の持ち主Pedro Brullの第一声から始まる第一曲目から、何気に良く見掛けるLuisito Carrionといい、健在振り発揮。個人的に苦手なVictor Manuelleだって、ここではスンナリ聞き入る事が出来ます。Pupi Cantor(彼はWillie Rosarioで歌ってるのかな?)の微妙なズレ具合もプエルトリコくさくて乙。アルバム全体としては、特に大傑作!という曲はないのですが、全体的にレベルの高く安心して聴ける出来。プエルトリコサルサが一番元気だった80~90年頭を体験してきたワシにとってはノスタルジックでもあり、今のサルサを聴いてる(踊ってる?)人には、こんなサウンドも聴いて欲しい、そしてプエルトリコの匂い、風景を感じたあなたはもう・・・。]]>Canto a mi idolo...Frankie Ruizhttp://boricua.exblog.jp/860811/2004-11-06T09:49:46+09:002005-07-13T08:28:22+09:002004-11-06T09:48:41+09:00boricuaJerry Rivera
わずか12,3歳の時にソロデビューしたJerry Rivera。
恐らくその頃撮影したと思われる、サルサの星Frankie Ruizとのツーショットが涙をそそるジャケットのこのアルバム、少しでもサルサを知っているならば、どれも耳にした事があるハズ、そんなおなじみの曲で連ねる。
ただね~~、Frankie関係で思うんだけど、ラテンならではの曲調の"Esta cobardia","Si no te hubieras ido"、こういったベスト物に入ってないんだぁ~~?ワシ、こういった曲がメッチャクチャ好きなんだけど。でもJerryには歌いこなせない気がしないではない・・・。]]>https://www.excite.co.jp/https://www.exblog.jp/https://ssl2.excite.co.jp/